Global

グローバル

ハイアールグループについて

張瑞敏、人単合一モデルの創立者で、グローバル管理思想家トップ50、グローバルで有名な経営者に選出。ハイアールグループの名誉会長を務める。2017年3月24日、アメリカ「フォーチュン」の「世界で最も優れたリーダー」に選出され、「彼は他のCEOが到達できない未来が見える」という評価を受けた。

「創業者の日本への思い」

日本語訳

目の前の山頂を制覇しても、また次の山頂が見えている。

解説

中国宋の時代の古典名詩。
[2011年三洋との事業譲受契約を成立させた経営責任者 杜に対して]
一つの目標を達成するには、多くの困難を乗り越えて進んでいく必要がある。
達成した時の充実感や高揚感は素晴らしい。
しかしながら、そこで満足せず立ち止まらず、次の山頂という目標に向かって進んで行かなければならない。

全体概要

ハイアールグループは、スマートホームの実現により世界をリードする、世界最大の家電ブランドです。ハイアールは、現在の名誉会長である張 瑞敏(チャンルイミン)によって、1984年12月26日に設立され、「人単合一(じんたんごういつ)」という経営哲学を掲げています。

ハイアールグループは時代の流れに合わせて変革を遂げ、設立からわずか35年で、町の小さな工場からIoT時代をリードするグローバル企業に成長することができました。

経営モデル

ハイアールは創業以来40年間、継続して「起業家精神」を大切にしてきました。その「起業家精神」で、ユーザーに対する付加価値の提供を常に目標に掲げ、業界に先駆けた革新を遂げてきました。 「ブランド戦略」、「多角化戦略」、「グローバル戦略」、「グローバルブランド戦略」 「ネットワーク戦略」 という 5つ の開発ステージをたどり、 2019年には「 エコブランド 戦略」という 6つ目のステージ入り、世界的に有名な白物家電ブランドへと成長することができました。

ハイアールは常にユーザーに対する付加価値創造を目標にし、「人単合一」という企業理念を掲げています。 「人」は従業員を示し、「単」はユーザーニーズを示しています。 各事業部はそれぞれ、ユーザーに対して付加価値を創造しなくてはなりません。 そうすることで、社員の価値、ユーザーが求める価値、企業の価値が、点同士ではなく線として繋がります。

なお、ハイアールの「人単合一」ビジネスモデルは、米・ハーバード大学、スペイン・IESE Business School、日本・関西大学などの大学で組織のイノベーションのモデルと文化融合の成功例として研究されています。 Boston Consulting Groupからは、世界で最もイノベーティブな企業に選出されて、世界中の経営学界に注目されています。

人単合一の図

ハイアールグループのブランド

ハイアールグループは、Haier/Casarte/GE Appliances/Leader/AQUA/Candy/Fisher&Paykelの7大家電ブランドを有しています。これらの7大ブランドでグローバル市場をカバーし、世界中の消費者の多様なニーズを満たしています。 またハイアールグループは、白物家電事業だけでなく、物流事業、金融事業、製造プラットフォーム事業、通販プラットフォーム事業などのサービス事業も展開しています。 現在、世界中に10の研究開発センター、35の工業団地、143の製造工場、126のマーケティングセンターがあり、世界トップレベルの商品開発及び製造を日々行っています。

ハイアールグループのブランド図
ハイアールグループのブランド図
  • 10+N
    R&Dセンター
  • 126
    マーケティングセンター
  • 35
    工業団地
  • 143
    製造工場
  • 200+
    国または地域
ハイアールグループのロゴ

15年連続・グローバル大型家電ブランドNo.1

グローバル家電ブランドHaierは、ユーロモニター・インターナショナルの「Global Major Appliances 2023 Brandランキング」において、2023年の大型家電・ブランド別世界販売台数シェアで15年連続、世界No.1の認定を受けました。

各商品カテゴリーでは「冷蔵庫16年連続」、「洗濯機15年連続」、「ワインクーラー14年連続」、「冷凍庫13年連続」で世界No.1を獲得しています。

グローバル大型家電ブランドNo.1の図
世界地図

ハイアールのスマートホームプラットフォーム

ハイアールのスマートホームイメージ図

2014年

ハイアールは業界に先駆けて、世界初の「U +スマートライフプラットフォーム」(以下、Uプラス)を発表しました。

2015年

家電業界で 「スマートホーム」 というのは一つの概念として認知されていました。ハイアールは、業界に先駆けてその「スマートホーム」の実現を目指しました。また、IoTソリューション事業の拡大を図るために、清掃/水/空調/食材/健康/セキュリティ/エンターテインメントの分野で、「U プラス」に基づく7つのエコシステム事業を発表しました。

2016年

スマート家電分野へ他社の参入が進む中、ハイアールは、7つのエコシステム事業(清掃/水/空調/食材/健康/セキュリティ/エンターテインメント)それぞれが有機的に結びつく、プラットフォーム戦略を発表しました。

2017年

業界で初めてスマートスピーカーが発売された時期に、ハイアールは世界初の家全体で相互接続が可能なスマート家電セットを発売しました。

2018年

家電業界では個々のスマート家電が多く発売される中、ハイアールは「4 + 7 + N」 カスタマイズスマートパッケージをリリースしました。 「4つのスマート空間(リビング/キッチン/浴室/寝室)」、「7つのIoTソリューション」、「製造バリューチェーン」は、ハイアールのスマートホーム事業の強みです。

2020年

世界初のシナリオブランド「三翼鳥(Three-winged Bird)」を創出しました。 今後ますますユーザーへソリューションを提供していくことになるでしょう。

ハイアールは、家電製品からソリューション提案へ、ソリューション提案からスマートホームへ進化を遂げる事で、IoT時代をリードしています。

ハイアールグループ:世界7大ブランド

Haier

http://www.haier.com/

ハイアールグループの中核であるHaierブランドは、「革新/開発/顧客第一/細心のソリューション」という4つのブランド信念を遵守し、14年連続でグローバル大型家電ブランドNo.1を獲得しています。

AQUA

http://aqua-has.com/

AQUAは、『Authentic Question Unique Answer : AQUA』の名で、例えば冷蔵庫ハンドルの握り心地から、洗濯機の見えない技術まで、「心地よさ、という品質。」を実現するブランドを目指しています。日本で生まれた家電メーカーとして毎日の暮らしに気配りや心配りをお届けします。 現在は、冷蔵庫や洗濯機、掃除機などの小物家電から、業務用コインランドリー向け洗濯機まで幅広く展開し、更に日本からグローバルへ、商品やサービスを創造していきます。業務用コインランドリー事業では、日本で台数シェアNo.1を誇り、2011年にHaierグループの一員となりました。

Leader

http://www.tongshuai.com/

Leaderは、「ファッション性が高く、生活しやすい」ブランドとして位置づけられ、スタイリッシュかつシンプルで、ゆったりとした快適なライフスタイルをお約束します。 Leaderは冷蔵庫、洗濯機、エアコン、給湯器、台所用品、テレビを含む7つの製品カテゴリーがあり、 今では約1,000万人近くのロイヤルカスタマーに親しまれ、30以上の受賞経歴があります。

Casarte

http://www.casarte.com/

Casarteは「芸術的な家」という意味が込められており、高価格帯の家電製品とビルトイン調理家電を主要ラインとして、欧米のライフスタイルにインスパイアされたブランドです。 Casarteには、14のデザインセンター、28の共同研究開発機関、および300名以上のデザイナーが世界中で活躍しており、「IFデザイン賞」、「レッドドット賞」、「プラスX賞」などのグローバル工業デザインの最優秀賞をいくつも受賞しています。 Casarteは、冷蔵庫、ワインキャビネット、エアコン、洗濯機、給湯器、台所用品、小型家電製品、テレビおよび全体キャビネットの9つのカテゴリー、39の商品シリーズ、380以上の商品を所有し、約100万世帯以上の富裕層に選ばれています。

Fisher & Paykel

https://www.fisherpaykel.com/nz.html

Fisher & Paykelは、ニュージーランドで長年親しまれているブランドで、特にキッチン家電ブランドとして約80年という長い歴史を持ち、2012年にHaierグループの一員となりました。

GE Appliances

https://www.geappliances.com/

1892年に米国で設立されたGE Appliancesは、世界で最も長い歴史を持つ家電メーカーです。 その製品は、冷蔵庫、調理電気、食器洗い機、洗濯機、乾燥機、エアコン、浄水システム、給湯器など多岐に渡ります。展開するブランドは、Hotpoint、GE Artistry、GE、GE Profile、GECafé、Monogramの6つで構成され、高価格帯からエントリーモデルまで広いセグメントをカバーしています。GE Appliancesは、アメリカで高い認知率を誇る家電ブランドで、特にビルトイン調理家電は長年第1位のシェアを維持しています。米国の50%以上家庭がGE Appliancesの家電を使用しており、 2016年6月、Haierグループの一員となりました。

CANDY

http://www.candy-group.com/en/

Candyは、1945年にイタリアで設立され、洗濯機、洗濯乾燥機、食器洗い機、回転式乾燥機、冷蔵庫、冷凍庫、調理家電、掃除機などがあります。 グローバルで45の子会社と、中国とトルコに6つの生産拠点を構えています。Candyはヨーロッパ、中東、アジア各地で販売され、2019年1月にHaierグループの一員となりました。

詳しくはこちらへ(英語版)